病院・医療施設用オーダー家具
Case1 幼稚園園児用収納家具
園児用下足箱
【お客様のご要望】
幼稚園の玄関口になるので色はイメージカラーの薄いグリーンにして欲しい。
園児の安全を考え木口はすべてR面取り、ソフトエッジを使って角をなくしたいとのご依頼です。
- ソフトエッジの取付の溝巾に苦労しました。広すぎるとゆるい、狭すぎるとエッジ本体の巾が広がり板厚と合わなくなり、微妙な調整が必要でした。
- 全方向化粧仕上げのため、組み立てにビスを使うのですが、それを最終的にはすべて隠すようにするのが大変でした。
幼稚園の下足箱のため、安全性を考え角はまるめて、柔らかいエッジを使ってます。
全長が4Mを超えた大物のため、床のレベルあわせに苦労しました。
園児用ロッカー
【お客様のご要望】
園児2人で一マスを使えるよう対面にフックを2か所取り付けて欲しい。
園児の安全を考え木口はすべてR面取り、ソフトエッジを使って角をなくしたいとのご依頼です。
- 窓枠の高さにあわせて設置のため、巾木H20mmでの調整が必要でした。
- 全幅が6m超えていますので、ジョイントと搬入を考え、3分割にしています。
本体ピンクで背面はベージュです。このために化粧合板の取り合いが発生して、余分なロスがでないようにベニヤ取りを計算するのが難しく、しかも別注のため納期もかかります。
単純な家具ですが台数が多かったため、材料納期と製品完成時期との日程調整がうまくいった結果です。
また、ピンクの本体に木目のソフトエッジもご要望どおりきれいに出来上がりました。
多目的ホールの窓下収納
【お客様のご要望】
園児のベンチを乗せた台車ごと納めたいとのご要望で、家具の底板をなしで製作しました。
- 底板がないため、足元の固定と箱体の強度を保つ事を考え施工しました。
- 窓の枠下の合わせるためのレべリングに注意しました。
扉1枚の巾が広いため、丁番の取付位置を考えながら、その側板も底板がないため垂直を維持するのが難しく、普通の箱体を作るより苦労しました。
園児用カウンター
【お客様のご要望】
普通のブラケット受けのカウンターですが、取り付け位置が低いため、椅子との干渉を気にされてました。
そのため、ブラケットは鉄製ですが、角がなくその上、クッション材を巻いてます。
- 幼児対象のため、丈夫で、万が一、上に載っても垂れ落ちないように考えました。
- 壁との隙間をなくすため、現場で壁が出来上がるまで待ってから、採寸し短期間で製作しました。
丈夫さの確保と、強度に維持が課題で、単純なカウンターですが、ケッコウ手間食ってます。
Case2 某幼稚園:園児用ロッカー
園児用ロッカー①
【お客様のご要望】
子供たちが使用するので
角は丸く、棚板で手をはさまないように、またロッカーの上は、園児たちの作品を展示するのに使いたい。
とのことでした。
- 園児たちがケガをしないように、表面の角を全てなくす。
- 棚板で手をはさんだりしないように稼動部分を極力なくす。
活発な園児さんたちにケガがないよう、桟すべて角をなくし、一体化させることで安全対策をしました。
市販品では不可能にちかい作業ですが、オーダー家具ならではの心遣いができ、 想像以上のできばえに喜んでいただきました。
園児用ロッカー②
【お客様のご要望】
この保育園は全体的に木質系を意識されていて、この園児用ロッカーも天然木集成材で作る依頼がありそのため、板の反りやわれを起こさないように考え製作しました。
- 無垢板集成材のため、重量があり搬入に時間がかかりましたが、完成すると天然木の良さが際立ちます。
- パイプもステンレスではなく木製を使いたいところでしたが、強度の問題で断念しました。後で気づいたのですが、木目のシートを巻くともっといい感じになったのでは?
天然目のため、色のばらつきをできるだけ出さないように塗装に気をつかいました。
園児用ロッカー③
【お客様のご要望】
木の質感を大事に、でも吊戸棚は軽量に。
- 化粧合板と集成材をうまく組み合わせて製作しました。
- お道具箱兼引出は波型の前板で、抜き落ち防止の麻ひもが付いてます。
ジョイント部分の目違いをなくすため、工場で一旦つないで、段差を削り、塗装しています。
Case3 某幼稚園:職員用収納
水回り用収納ロッカー
【お客様のご要望】
水回りなので、防水性のある材料で、集成材ではなく、ポリ合板、メラミン合板を使ってます。
- 高さがあり、引出しではこの高さに対応できないので、少し切り込みを入れ前板をフラップ扉にしています。
- 建築の枠材、建具とも色合いを揃えています。
奥行が浅く、天井までの高さのため、転倒防止のため壁面固定を普段より丈夫に考えました。
掃除用具入れ
【お客様のご要望】
でっぱりのない掃除具入れとの要望で、壁面にすっぽりと入り込んでます。
- ステンレスの受け皿はずれないように、底板にはめ込んでいます。
- 扉が大きいため、そり止めとして中に鉄アングルが仕込まれています。
2番目の写真はキーの穴がない差し込み錠です。鍵をかけるほどではなく、子供が開けないための対策です。
Case4 耐震補強の柱の切り込み
【お客様のご要望】
耐震補強の鉄骨の足元、とくにボルトや溶接のあと危険防止のためを隠したい。
- 耐震補強の工事のあとに設置のためH綱の切り込みあわせが難関でした。
- 耐震補強のため、収納スペースが減りますが、園児の人数は変わらないので、その確保のため
何個にも分割しています。
角を出さないため、小口はすべて面材を貼り、面取りをして白木目で塗装しています。